乳がんの転移再発リスクを高める要素として「HER2 レセプター」が有名です。これは乳がん細胞表面に発生するたんぱく質で、過剰発現が確認された場合は、ハーセプチンなどの分子標的薬を含む化学療法が必要になります。このHERファミリーは4人家族(^^)で、HER1からHER4まで確認されており、HER1はEGFとも呼ばれ皮膚に沢山発現しています。

これらはEGF(HER1)を刺激する成分を含んだ化粧水です。今は左側の緑の箱の物を使っていますが、テレビで右側のPERFECT ONEという商品が宣伝されていたので買ってみました。皮膚表面のEGF(HER1)を刺激して、皮膚の再生を促す作用があるようで、毎日使っていると皮膚表面がツルツルして、ハリや光沢が出る気がします。
乳がんにおいてはHER2を刺激するのはご法度で、いかにこれを抑えるかで世界中の科学者が新薬の開発にしのぎを削っています。一方、皮膚においては、美肌追及のため一生懸命にEGF(HER1)を刺激するようです。外科 藤井
今年は乳がんが注目された年になりました。
平成28年は小林麻生さんの乳がん治療に関する事がたくさん報道され、乳がん検診の大切さを多くの女性が再認識されたと思います。そのためみのかも西クリニックの外科外来はいつも大混雑し、待ち時間も長くなりご迷惑をおかけしました。

休日診療日のマンモグラフィ検査もいたします!
年内は12月31日の休日診療日もマンモグラフィ検査が受けて頂ける体制をとっています。 痛みなどの症状がある方だけでなく、とりあえず検査を希望される方も、御受診下さい。
痔に関するお悩みも気軽にご相談ください!
そして、みのかも西クリニックは、乳腺疾患だけでなく、痔の治療も、日帰り手術で出来るだけ切らずに治すように努力しています。 最近は乳腺疾患で受診される患者さんも少なくなり、痔の診察を受けられる方も増えてきました。今月31日は休日診療で開院しておりますので、お尻の事情は今年中に(年末 どん尻までに)片付けてしまいましょう!
外科 藤井


月間ケアマネジャー1月号が発刊されました。今回は益田院長によって褥瘡について、症状、診断、治療等分かりやすく解説されています。受付となりの書籍棚に本は置いてあります。また、内科ロビーに掲示してありますので待ち時間などにご覧下さい。
事務長 池田
根治的手術を受けた乳がん患者さんの約10%は、残念ながら再発してしまいます。肝臓や肺などの転移再発として発見されますが、その部位の細胞検査を行うと、初回の乳がん細胞とほぼ同じものが確認されます。血液中を循環している乳がん細胞が、肝臓や肺などに住み着き増殖するためと考えられています。

これは、切除した乳がんの顕微鏡学的検査結果を打ち込むと、生存率や再発率などを計算するソフトです。インターネットで公開されているものですが、その他のサイトを含めてまあまあの信頼性はあるようです。治療方針を決定する時に参考にはなります。外科 藤井

さて皆さん今年一年いかがでしたでしょうか?残すところあと数日となりました。そこで、クリニックでは、12/31大晦日午前中のみ乳がん検診を受けれる体制をとります。今年まだ乳がん検診受けてない方がいましたら今年の締めくくりとしてを是非この機会にご受診してみてはいかがでしょうか?
事務長 池田