乳癌

2015年版 乳癌診療ガイドライン が出版されました

みのかも西クリニックでは,肛門外科と同様に乳腺外科も積極的に診療を行っています.
今回は7月2日に出版された2015年版の乳癌診療ガイドラインについて,興味を引いた部分をまず1個まとめてみました.
ガイドライン258
今までどの患者さんに勧めるべきか,判断に迷う点もありましたが,乳房全摘を行ってもリンパ節転移が認められた場合は,たとえ1個だけのリンパ節転移であっても術後放射線治療が効果的であることが記載されました.
過去の多数の研究にて,リンパ節転移が4個以上ならば絶対的な放射線治療の適応でしたが,それが拡大されて,Stage II以上の患者さんほぼ全員に術後放射線治療の必要性が認められたことになります.乳癌診療において,再発を如何に防ぐかが最も大切な課題であるので,今回のガイドラインの様に,科学的根拠に基づいて推奨される治療を提示してくれることは,患者さんにとっての福音になると思います.これからも,乳癌診療において,早期発見そして再発を起こさない治療プラニングを大事にして頑張っていきたいと思います.外科 藤井