乳癌

乳がん検診、エコー検査とマンモグラフィ検査

教えて!ドクターQ&A

Q:40代後半の主婦です。乳がん検診で高濃度乳腺と指摘されました。マンモグラフィ検査でなく、今後エコー検査を受ければよいのでしょうか?

A:マンモグラフィ検査での高濃度乳腺においては、癌の早期発見が難しいことが指摘されています。その場合にエコー検査を追加すると、早期乳がんの発見率が約1.5倍になることがJ-STARTという名の約7600人の日本人を対象とした大規模臨床研究で証明されています。しかし、この研究では、エコー検査を加えることで、針生検や腫瘤の切除生検などの痛みを伴う検査が増え、結果として良性病変に対する過剰検査が行われる弊害も分かっています。また、エコー検査だけの乳がん検診はマンモグラフィ検査と比較して偽陽性、偽陰性の確率および生検率も高くなり、検査の有効性や安全性が問題となり、公共的な乳がん予防として行われる対策型検診としては適していません。現時点での乳がん検診としては、マンモグラフィ検査が第一選択となり、エコー検査はそれに対して補助的に行うものと考えるべきです。

外科医 藤井公人

上記内容ご参考ください。

事務長 池田